⚙️ AI設定手順書

主要5サービスの「学習OFF」「プライバシー設定」を、画面の手順どおりに設定する

生成AI活用マーケティング講座|Step B 配布資料
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はじめに — 何を設定するのか

この手順書では、ChatGPT・Claude・Gemini・Microsoft Copilot・Grok(xAI)の5サービスについて、「入力データがAIの学習(モデル改善)に使われない」設定にする手順を解説します。業務でAIを使う場合、最低限この設定を全員が行ってください。

「学習OFF」「履歴OFF」「メモリOFF」は別の設定です

学習OFF = 入力データがモデル改善に使われなくなる。チャット履歴の閲覧やメモリ機能は別設定で維持できます。学習OFFにしても使い勝手は変わりません。詳しくは「AI導入対策リスト」Part Dを参照してください。

サービス 無料プラン 個人有料プラン 法人プラン / API
ChatGPT 学習ON
手動でOFF可
学習ON
手動でOFF可
学習OFF
Team/Enterprise/API
Claude 学習ON
手動でOFF可
学習ON
Pro/Max 手動でOFF可
学習OFF
Team/Enterprise/API
Gemini 学習ON
手動でOFF可(履歴も連動OFF)
学習ON
手動でOFF可(履歴も連動OFF)
学習OFF
Google Workspace
Copilot 学習ON
手動でOFF可
学習ON
手動でOFF可
学習OFF
Microsoft 365 Copilot
Grok 学習ON
手動でOFF可
学習ON
SuperGrok 手動でOFF可
学習OFF
Business/Enterprise
法人プラン / APIを使っている場合

ChatGPT Team/Enterprise、Claude for Work(Team/Enterprise)、API、Google Workspace with Gemini、Microsoft 365 Copilot、Grok Business/Enterpriseでは、データは学習に使われません。以下の手動設定は不要です。

ChatGPT(OpenAI)

Free / Plus / Pro プラン共通
🔒 設定①:学習(モデル改善)をOFFにする
  1. ChatGPTを開き、左下のプロフィールアイコンをクリック PC版はブラウザで chatgpt.com にアクセス。モバイルアプリの場合は左上のメニューアイコンからプロフィールアイコンをタップ。
  2. 「設定(Settings)」を選択
  3. 左メニューから「データコントロール」を選択
  4. 「すべての人のためにモデルを改善する」のトグルをOFFにする 設定 → データコントロール → すべての人のためにモデルを改善する → OFF このトグルをOFFにすると、今後の会話がOpenAIのモデル改善に使われなくなります。
OFFにしても変わらないこと

チャット履歴はそのまま閲覧できます。メモリ機能も使えます。過去のチャットを検索・参照することもできます。使い勝手に影響はありません。

🧠 設定②:メモリの管理(任意)
  1. 「設定(Settings)」→ 左メニュー「パーソナライズ」を選択
  2. 「保存されたメモリを参照する」のトグルで有効/無効を切り替え 設定 → パーソナライズ → 保存されたメモリを参照する → ON / OFF ONにすると、AIがあなたの好みや過去の指示を明示的に記憶します。機密性の高い業務では一時的にOFFにすることも検討してください。
  3. 「チャット履歴を参照する」のトグルで有効/無効を切り替え 設定 → パーソナライズ → チャット履歴を参照する → ON / OFF ONにすると、過去の会話内容をAIが自動的に参照します。「保存されたメモリ」とは別の設定です。どちらも独立してON/OFFできます。
  4. 記憶された内容を確認・削除するには「管理する」をクリック 個別の記憶項目ごとに×ボタンで削除できます。
🕶️ 設定③:一時チャット(Temporary Chat)の活用(任意)
  1. チャット画面上部のモデル選択メニューの横にある「一時チャット(Temporary Chat)」をONにする 一時チャットでは、履歴が保存されず、メモリも参照・更新されず、学習にも使われません。特に機密性の高い作業を行う場合に有効です。
設定はアカウント単位で同期されます

「すべての人のためにモデルを改善する」の設定は、PC・スマホ・タブレットなどすべてのデバイスに同期されます。どれか1つで設定すればOKです。

📂 データコントロールのその他の項目

「設定 → データコントロール」には、学習OFF以外にもいくつかの項目があります。質問が出やすい項目をまとめました。

項目名 何をする設定か 推奨
リモートブラウザーデータ ChatGPTのエージェント機能(Operator等)が仮想ブラウザでWebサイトを操作したときに残るデータ。クッキーやログイン情報が含まれる場合がある 定期的に削除
使用後に「削除」を押して消すのが安全
共有済みのリンク チャットを「リンクで共有」した履歴を管理する。共有リンクを知っている人は誰でも内容を閲覧できる 確認・整理
業務チャットを共有していないか確認。不要なリンクは削除
アーカイブ済みのチャット サイドバーから非表示にしたチャットの一覧。データは残っている(削除ではない) そのままでOK
整理目的で使う機能。セキュリティ上の影響なし
すべてのチャットを削除する 全会話履歴を完全削除する。復元不可 必要に応じて
退職・引き継ぎ時や、アカウントを他人と共有している場合に検討
データをエクスポートする アカウント情報と全チャット履歴をファイルでダウンロードする。メールでリンクが届く 必要に応じて
バックアップや退職前の記録保存に便利

Claude(Anthropic)

Free / Pro / Max プラン共通
2025年10月からデフォルトが変更されました

2025年10月8日以降、Claude の Free / Pro / Max プランでは入力データがモデル改善に使われる設定がデフォルトでONになっています。以前はデフォルトOFFでした。必ず手動で確認・変更してください。

🔒 設定①:学習(モデル改善)をOFFにする
  1. claude.ai を開き、左下のプロフィール名をクリック モバイルアプリの場合は、メニューアイコンからアクセスします。
  2. 「設定」を選択
  3. 左メニューから「プライバシー」を選択 「お客様のデータを保護する方法」「データの使用方法」などの説明が表示され、一番下にトグルがあります。
  4. 一番下の「Claudeの改善にご協力ください」のトグルをOFFにする 設定 → プライバシー → Claudeの改善にご協力ください → OFF OFFにすると、データ保持期間が5年 → 30日に短縮されます(安全監視目的のみ)。
OFFにした場合のデータ保持

学習OFFの場合、データは安全性・不正利用監視の目的で最長30日間保持されますが、モデルの改善には使用されません。学習ONの場合は最長5年間保持されます。

🧠 設定②:メモリ(記憶)の管理(任意)

Claudeにも ChatGPT と同様のメモリ機能があります。「設定 → 機能」から管理します。

  1. 「設定」→ 左メニュー「機能」を選択
  2. 「メモリーのチャットを検索・参照」のトグルで有効/無効を切り替え 設定 → 機能 → メモリーのチャットを検索・参照 → ON / OFF ONにすると、過去の会話内容をClaudeが参照できるようになります。
  3. 「チャット履歴からメモリーを生成」のトグルで有効/無効を切り替え 設定 → 機能 → チャット履歴からメモリーを生成 → ON / OFF ONにすると、Claudeが会話内容から自動的にメモリーを作成します。機密性の高い業務ではOFFを検討してください。
  4. 「チャットからの記憶」で、保存されたメモリーの確認・削除が可能 不要な記憶項目を個別に削除できます。
Claude for Work(Team / Enterprise)をお使いの場合

Claude for Work、API、Amazon Bedrock、Google Vertex AIでの利用は、設定に関係なくモデル改善に使われません。この手動設定は不要です。

📂 プライバシー設定のその他の項目

「設定 → プライバシー」には、学習OFF以外にもいくつかの項目があります。

項目名 何をする設定か 推奨
プライバシー設定 データの取り扱いに関する全般的な設定を管理する画面 確認しておく
一通り目を通しておくと安心
データのエクスポート 全会話とアカウント情報をファイルでダウンロードする。メールでリンクが届く 必要に応じて
退職前の記録保存やバックアップに
共有 チャットのリンク共有に関する設定。共有リンクの管理ができる 確認・整理
業務チャットを共有していないか確認
チャット記憶設定 メモリー機能の有効/無効。「設定 → 機能」からの設定と同じ内容 上記 設定② を参照
ロケーション 位置情報の利用に関する設定 そのままでOK
必要に応じて確認
メタデータ 会話に付随するメタデータ(デバイス情報など)の扱いに関する設定 そのままでOK
通常は変更不要

Gemini(Google)

Free / Advanced プラン共通
Gemini特有の注意:学習OFFと履歴OFFが連動します

ChatGPTやClaudeと異なり、Geminiでは「アクティビティをOFF」にすると「チャット履歴の保存」も同時にOFFになります。つまり、学習に使われないようにすると、過去のチャットを見返すこともできなくなります。

🤔 結局どうすればいい? — 3つの選択肢

Geminiの「学習と履歴が一体」という仕様は不便ですが、以下の3パターンから自分の使い方に合ったものを選んでください。

選択肢 設定 メリット デメリット
A. 完全OFF
安全重視
アクティビティをOFFにする 学習に一切使われない。機密情報を扱う場合に最も安全 チャット履歴が残らない。後から見返せない
B. ONのまま短縮
バランス型
アクティビティはONのまま、自動削除を「3か月」に設定 履歴が使える。3か月で自動的にデータが消える 3か月間は学習に使われる可能性がある
C. 使い分け
おすすめ
アクティビティはONのまま短縮設定+機密情報はGeminiに入力しない 利便性を維持しつつリスクを限定できる 「何を入力してよいか」の判断が必要
この講座での推奨:選択肢C「使い分け」

Geminiは調べもの・アイデア出し・文章の下書きなど「機密情報を含まない作業」に活用し、顧客情報や社内の非公開データを扱う作業にはChatGPTやClaudeなど学習OFFと履歴保持を両立できるサービスを使う、という使い分けが現実的です。どうしてもGeminiで機密情報を扱う必要がある場合は、選択肢Aで完全OFFにしてください。

🔒 設定①:Geminiアプリ アクティビティをOFFにする(PC版)— 選択肢Aの場合
  1. gemini.google.com にアクセスしてログイン 複数のGoogleアカウントを使っている場合、正しいアカウントでログインしていることを確認してください。
  2. 左下の「設定とヘルプ」をクリック
  3. 「アクティビティ」をクリック 「Geminiアプリ アクティビティ」の設定ページが開きます。
  4. 「オフにする」をクリック 左下 設定とヘルプ → アクティビティ → オフにする 確認画面が出るので、もう一度「オフにする」をクリックして確定します。
  5. (任意)過去のアクティビティを削除する場合は「オフにしてアクティビティを削除」を選択 ただし、すでにGoogleが確認・利用したデータは最長3年間保持される場合があります。
🔒 設定②:Geminiアプリ アクティビティをOFFにする(モバイル版)— 選択肢Aの場合
  1. Geminiアプリを開き、右上のプロフィール写真をタップ
  2. 「Geminiアプリ アクティビティ」をタップ
  3. 「オフにする」をタップして確定 プロフィール → Geminiアプリ アクティビティ → オフにする
🎙️ 設定③:音声データの学習利用をOFFにする(任意)
  1. Gemini Live(音声会話機能)を使っている場合、Gemini Apps Activityの設定ページ内で「Improve Google services with your audio and Gemini Live recordings」のチェックを外す 音声データがGoogleのサービス改善に使われることを防ぎます。
⏱️ 設定④:自動削除期間を短縮する — 選択肢B・Cの場合

アクティビティをONのまま使う場合は、自動削除期間をデフォルトの36か月から短縮しましょう。

  1. 「Geminiアプリ アクティビティ」の設定ページを開く(設定①と同じ手順)
  2. 「自動削除」の項目で「3か月以上前のアクティビティを自動削除する」を選択 Geminiアプリ アクティビティ → 自動削除 → 3か月 デフォルトは36か月(3年間)です。業務利用なら最短の3か月がおすすめです。
OFFにしてもデータは72時間保持されます

選択肢AでアクティビティをOFFにしても、入力データはサービス運用・不正利用防止の目的で約72時間(3日間)保持されます。この間はGoogleのサーバーにデータが存在します。

💡 選択肢D:Google Workspace版Geminiなら「学習OFF+履歴ON」が両立できる

上の3択はすべて個人版(無料 / Google AI Pro)の話です。Google Workspace版のGeminiは仕組みが根本的に違い、この「オール・オア・ナッシング」問題が起きません。

個人版 Gemini
(無料 / Google AI Pro)
Google Workspace版 Gemini
モデル学習に使われるか アクティビティONのとき、使われる可能性がある 契約上、使われない(人間による確認もなし)
チャット履歴 アクティビティOFFにすると履歴も消える(連動) 履歴は残したまま学習だけ拒否できる(独立)
データの管理主体 Google 契約した組織(管理者が一括管理)
広告への利用 利用される可能性がある 利用されない
料金 無料 / Google AI Pro 月額2,900円 Business Starter 月額800円〜(税抜・年契約・1ユーザー)
なぜWorkspace版だと両立できるのか

Google Workspace版は企業向けの契約(データ処理規約)に基づいてサービスが提供されており、利用規約上「入力したプロンプト、出力された回答、参照したファイルの内容はAIの学習に使用しない」ことが明記されています。そのため、アクティビティ(履歴)をONにしていても学習には使われません。個人版にはこの契約上の保証がないため、学習を止めるにはアクティビティ自体をOFFにするしかない、という構造的な違いがあります。

個人・フリーランスでもWorkspaceは契約できます

Google Workspaceは法人専用ではなく、個人事業主やフリーランスでも契約可能です。独自ドメインが必要ですが、Business Starter(月額800円〜)でもGemini機能が含まれています。Geminiを業務の中心に据えるなら、「学習OFF+履歴ON」を両立できるWorkspace版の検討をおすすめします。

📂 アクティビティの管理と削除

Geminiではチャット履歴とアクティビティが連動しているため、削除方法を理解しておくことが大切です。

機能 何をする機能か 推奨
アクティビティの個別削除 「マイ アクティビティ」画面で、特定の会話を選んで削除できる。「1時間以内」「過去1日間」「全期間」など期間指定も可能 必要に応じて
機密情報を含む会話を個別削除
自動削除の期間設定 デフォルトは36か月(3年)保持。3か月に短縮するか、自動削除なしに変更できる 3か月に変更推奨
業務利用なら保持期間は短いほうが安全
Google データエクスポート(Takeout) Googleアカウント全体のデータエクスポート機能を使って、Geminiのアクティビティデータもダウンロードできる 必要に応じて
takeout.google.com からエクスポート可能

Microsoft Copilot

無料版 / Copilot Pro 共通
🔒 設定①:会話データの学習利用をOFFにする(Web版)
  1. copilot.microsoft.com を開き、右上のプロフィールアイコンをクリック
  2. プロフィール名をクリックしてアカウント設定を開く
  3. 「プライバシー」→「パーソナライゼーション」を選択
  4. 「モデルトレーニング」(Training on conversation activity)をOFFにする プロフィール → プライバシー → パーソナライゼーション → モデルトレーニング → OFF
  5. 音声入力を使う場合は、音声会話のトレーニング設定もOFFにする 音声でCopilotと会話している場合は、こちらもOFFにしてください。
🔒 設定②:学習利用をOFFにする(Windows / macOS アプリ版)
  1. Copilotアプリを開き、プロフィールアイコンをクリック
  2. 「設定(Settings)」→「プライバシー」→「パーソナライゼーション」 プロフィール → 設定 → プライバシー → パーソナライゼーション
  3. 「モデルトレーニング」と音声会話のトレーニング設定をOFFにする
🔒 設定③:学習利用をOFFにする(モバイルアプリ版)
  1. Copilotアプリを開き、左上のメニューアイコン → プロフィールアイコンをタップ
  2. 「アカウント」→「プライバシー」→「パーソナライゼーション」 メニュー → プロフィール → アカウント → プライバシー → パーソナライゼーション
  3. 「モデルトレーニング」と音声会話のトレーニング設定をOFFにする
OFFにした場合の反映タイミング

Microsoftのシステムへの反映には最大30日かかる場合があります。デフォルトの会話データ保持期間は18か月です。

Microsoft 365 Copilot をお使いの場合

Microsoft 365 Copilot(法人向け)では、入力データがモデル改善に使用されません。テナント内でデータが処理され、エンタープライズ級のデータ保護が適用されます。この手動設定は不要です。

📂 会話履歴とデータの管理

Copilotの会話データは最大18か月間保持されます。以下の管理機能があります。

機能 何をする機能か 推奨
会話履歴の削除 サイドバーの各会話の「…」→「削除」で個別に削除できる。または、プライバシーダッシュボード(account.microsoft.com/privacy)から一括削除も可能 必要に応じて
削除は復元不可。重要な情報は先にエクスポート
アクティビティ履歴のエクスポート プライバシーダッシュボードの「Copilotアクティビティ履歴」から「すべてのアクティビティ履歴をエクスポート」でCSV形式でダウンロード 必要に応じて
退職前の記録保存に
カスタマイズ(パーソナライズ) 「プライバシー → パーソナライゼーション → カスタマイズ」で、Copilotがあなたの情報を記憶する機能のON/OFF。OFFにするとメモリが消去される 必要に応じて
共有PCの場合はOFF推奨

Grok(xAI)

Free / SuperGrok プラン共通(grok.com / モバイルアプリ)
Grokには2つのアクセス経路があり、設定が異なります

① grok.com またはGrokアプリ(スタンドアロン版)と、② X(旧Twitter)アプリ内のGrokでは、デフォルト設定と設定手順が異なります。この手順書では両方を解説します。

🔒 設定①:学習(モデル改善)をOFFにする — grok.com / Grokアプリ
  1. grok.com にアクセスしてログイン(またはGrokアプリを開く) Grokアカウント、Googleアカウント、またはXアカウントでログインできます。
  2. 左下のプロフィールアイコンをクリックし、「設定」を選択 モバイルアプリの場合は、プロフィールアイコンまたはメニュー → 右下の歯車アイコンから設定を開きます。
  3. 「データコントロール」を選択
  4. 「モデルを改善する」のトグルをOFFにする 設定 → データコントロール → モデルを改善する → OFF OFFにすると、今後の会話がxAIのモデル改善に使われなくなります。
🔒 設定②:学習をOFFにする — X(旧Twitter)アプリ内のGrok
  1. X(旧Twitter)を開き、「もっと見る(More)」→「Settings and privacy」を選択
  2. 「Privacy and safety」→「Data sharing and personalization」を選択
  3. 「Grok」(または「Grok & Third-party Collaborators」)を選択
  4. 「Allow your posts as well as your interactions, inputs and results with Grok to be used for training and fine-tuning」のチェックを外す X Settings → Privacy and safety → Data sharing → Grok → チェックを外す X経由のGrokでは、この設定がデフォルトでONになっています。必ず確認してください。
X経由のGrokはデフォルトで学習ONです

X(旧Twitter)アプリ内からGrokを使う場合、投稿データやGrokとのやり取りがデフォルトでモデル学習に使用されます。grok.com のスタンドアロン版では学習OFFがデフォルトとされていますが、X経由では必ず手動でOFFにしてください。

🧠 設定③:メモリの管理(任意)
  1. 「設定」→「データコントロール」→「会話履歴でGrokをパーソナライズする」をOFFにする 設定 → データコントロール → 会話履歴でGrokをパーソナライズする → OFF OFFにすると、新しいメモリの作成が停止されます。既存のメモリを削除するには、チャット画面の本アイコンから個別に「忘れる(Forget)」を選択してください。
🕶️ 設定④:プライベートチャットの活用(任意)
  1. チャット画面右上のゴースト(👻)アイコンをクリック キーボードショートカット: Ctrl + Shift + J でもON/OFFを切り替えられます。プライベートチャットでは、履歴が保存されず、メモリにも記録されず、学習にも使われません。特に機密性の高い作業に有効です。
データ保持について

プライベートチャットを含め、削除された会話データはxAIのサーバーに最大30日間保持された後に削除されます(法的義務やセキュリティ目的で延長される場合があります)。

Grok Business / Enterprise をお使いの場合

Grok Business/Enterprise(2026年1月〜提供開始)では、データはモデル改善に使用されません。SOC 2準拠、データ暗号化、GDPR/CCPA対応が含まれます。この手動設定は不要です。

📂 会話履歴とデータの管理

Grokでの会話データの管理方法は、grok.com版とX経由版で異なります。

機能 何をする機能か 推奨
会話の個別削除
(grok.com)
サイドバーの各会話の「…」メニューから削除できる。削除後30日以内にサーバーからも消去 必要に応じて
機密情報を含む会話は早めに削除
会話履歴の一括削除
(X経由)
X Settings → Privacy and safety → Data sharing → Grok → 「会話履歴を削除」で一括削除できる 使ったら削除推奨
X経由のGrokは学習リスクが高いため
X投稿データの学習拒否 「データコントロール」→「GrokをXを使ってパーソナライズ」をOFFにすると、X上の投稿データがGrokの学習に使われなくなる OFFにする
業務アカウントでは必ずOFF
Grokにはデータエクスポート機能がありません

2026年3月時点で、Grokには会話データをファイルでダウンロードする機能がありません。重要な会話は自分でコピー&保存してください。

設定完了チェックリスト

以下の表を使って、自分が使っているサービスの設定が完了しているか確認してください。

サービス 確認する設定 確認済み 備考
ChatGPT 設定 → データコントロール →
すべての人のためにモデルを改善する = OFF
全デバイスに同期
Claude 設定 → プライバシー →
Claudeの改善にご協力ください = OFF
2025年10月〜
デフォルトON
Gemini 選択肢A:アクティビティ = オフにする
選択肢B/C:自動削除 = 3か月に設定
A=履歴も消える
B/C=履歴は残る
Copilot プライバシー → パーソナライゼーション →
モデルトレーニング = OFF
反映に最大30日
Grok
(grok.com)
設定 → データコントロール →
モデルを改善する = OFF
スタンドアロン版
Grok
(X経由)
X Settings → Privacy and safety →
Data sharing → Grok → チェック外す
デフォルトON
要注意
この手順書は印刷して手元に置いてください

初期設定は一度やれば完了ですが、サービスのアップデートで設定がリセットされることがあります。アップデート後に再確認する習慣をつけましょう。特にClaudeのように、デフォルト設定が変更されたケースもあります。

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出典・参考

  • • OpenAI Help Center「What if I want to keep my history on but disable model training?」(help.openai.com)
  • • OpenAI Help Center「Memory FAQ」(help.openai.com)
  • • Anthropic Privacy Center「Is my data used for model training?」(privacy.claude.com)
  • • Anthropic「Updates to Consumer Terms and Privacy Policy」(anthropic.com, 2025年8月)
  • • Google「Gemini Apps Privacy Hub」(support.google.com)
  • • Microsoft「Copilot privacy controls」(support.microsoft.com)
  • • Microsoft「Privacy FAQ for Microsoft Copilot」(support.microsoft.com)
  • • ESET「Is ChatGPT safe? The complete 2026 security & privacy guide」(eset.com)
  • • Tom's Guide「You can stop Gemini from training on your data — here's how」(tomsguide.com)
  • • Fello AI「How to Stop AI from Training on Your Data: The 2026 Privacy Guide」(felloai.com)
  • • The Biz AI Hub「Does Claude AI Train on Your Data? 2026 Answer」(thebizaihub.com)
  • • xAI Privacy Policy & FAQ(x.ai/legal/faq)
  • • xAI「Introducing Grok Business and Grok Enterprise」(x.ai/news/grok-business, 2026年1月)
  • • AllThings.How「Disable Grok AI's New Memory Feature for Privacy and Control」(allthings.how)
  • • Internxt Blog「Grok AI and Privacy: What You Should Know」(blog.internxt.com)

※ UIの表記やメニュー配置は、サービスのアップデートにより変更される場合があります。本手順書は2026年3月時点の情報に基づいています。