第6日目 ─ 就職支援 & AI活用まとめ

生成AI活用マーケティング講座|2026年3月11日

AIを使って「自分の軸」を明確にし、これからの就活に備えます。

PART A ─ 午前

就職支援

AIを使って自分の軸を掘り出し、求人を見極める力を身につける

GUIDE

今日の進め方

午前:就職支援(3時間)|午後:AI活用概論まとめ(2時間)

今日は午前が就職支援、午後がAI活用概論のまとめです。
午前は、この先の就職活動に向けて、自分がどんな仕事を求めているのかを明確にします。
午後は、6日間のAI活用概論で学んだことの振り返りと、これからの学び方のまとめです。

🎯 午前のゴール(就職支援)
1. 自分が仕事に求める「譲れない条件」「こだわらない条件」を言語化する
2. 求人票を読んで良い求人と危ない求人を見分ける力をつける
3. AIを使って求人を分析し、自分の軸と照らし合わせて判断する体験をする
💡 今日のポイント:「何がしたいか分からない」は普通のこと。
AIと対話しながら「これは嫌」「これは外せない」を1つずつ見つけていくプロセスが、そのまま就職活動の軸になります。
🔒 個人情報の取り扱い(重要)
・NotebookLMの情報を他のAIに渡すときは、必ずマスキングツールで個人情報を消してから
・名前→「自分」、住所→「埼玉県」、会社名→「前職」など、特定できない表現に置き換える
・求人票の企業名も、AIに渡す際は伏せてOK
BLOCK 1

自分の軸を掘り出す

NotebookLMで棚卸し → 他のAIでも聞いて、自分の「譲れない条件」を明確にする

👀 デモ:NotebookLMに就活の軸を聞く → マスキングして概要をエクスポート → Claudeに投げて別角度からフィードバックをもらう、までの流れを実演します。

NotebookLMには、すでに皆さんのキャリア情報・ストレスチェック・適職診断などが入っています。
これを使って、「自分は仕事に何を求めているのか」を深掘りしましょう。

Step 1 ─ NotebookLMに聞いてみる

NotebookLMを開いて、以下のプロンプトを送ってみてください。講座で練習したゴールシーク(逆質問)の考え方で、AIから質問してもらいます。

あなたはキャリアコンサルタントです。 ここに登録されている私の情報(職務経歴、ストレスチェック結果、適職診断結果、受講中の訓練内容など)をすべて参照してください。 これから私の「就職活動の軸」を一緒に作っていきたいです。 以下の3つのカテゴリについて、私の情報をもとに分析した上で、それぞれ深掘りする質問を2〜3個ずつしてください。 【カテゴリ】 1. 絶対に譲れない条件(これがないと続けられない) 2. できれば叶えたい条件(あったら嬉しい) 3. こだわらない条件(世間的には気にする人が多いけど、私は気にしない) まず私の情報から読み取れる傾向を教えてから、質問に入ってください。
💡 NotebookLMから質問が返ってきたら、自分の言葉で答えてください。
「うーん、どうだろう」と思ったら「わからないから一緒に考えて」と返してOK。対話を続けることが大事です。
Step 2 ─ 概要をエクスポートする

ひと通り対話が終わったら、レポートを出してもらいましょう。

ここまでの対話で分かった私の就職活動の軸を、以下のフォーマットでレポートにまとめてください。 【フォーマット】 ■ 私の就活の軸(まとめ) 1. 絶対に譲れない条件 - 条件1:○○(理由:△△) - 条件2:○○(理由:△△) … 2. できれば叶えたい条件 - 条件1:○○(理由:△△) … 3. こだわらない条件 - 条件1:○○(理由:△△) … ■ 適職の方向性 - 向いていそうな職種・働き方 - 注意すべきポイント ■ 次のアクション候補 - 求人を探すときに検索すべきキーワード - 面接で聞かれたら答えられるようにしておくこと
出力されたレポートをコピーする
メモ帳やGoogleドキュメントに保存しておく(後で使います)
マスキング:名前・住所・会社名など個人を特定できる情報を消す or 汎用的な表現に置き換える
Step 3 ─ 別のAIにセカンドオピニオンをもらう

NotebookLMの中身はGeminiです。同じ情報でも、ClaudeChatGPTに聞くと違う視点が返ってきます。
5日間やってきた「AIの使い分け」を就活でも活かしましょう。

あなたはキャリアコンサルタントです。 以下は、別のAI(Gemini)との対話で作成した「私の就職活動の軸」レポートです。 --- (★ ここにStep 2でコピーしたレポートを貼り付けてください。個人情報はマスキング済みのものを使ってください) --- このレポートを読んで、以下の観点でフィードバックをください。 1. この分析で見落としている視点や、もっと深掘りすべき点はあるか? 2. 「譲れない条件」の中に、実は柔軟に考えられるものはないか? 3. 「こだわらない条件」の中に、実は重要かもしれないものはないか? 4. 追加で検討すべき職種や働き方の選択肢はあるか? 率直に、客観的に教えてください。褒めすぎなくて大丈夫です。
💡 AIによって意見が割れたら、それこそ考えるチャンス。
「Geminiはこう言ってるけど、Claudeはこう言ってる。あなたはどう思う?」とさらに別のAIに聞いてみるのも面白い。
チェックポイント:「自分の就活の軸レポート」が手元にあるか? 少なくとも「譲れない条件」が3つ以上書けているか?
BLOCK 2

求人票を読む目を養う

「なんとなく良さそう」で選ばない。見るべきポイントと危険信号を知る

👀 解説:求人票で見るべき5つのポイントと、要注意パターンを説明します。
📋 求人票で見るべき5つのポイント
1. 仕事内容
具体的に書かれているか?「幅広い業務」「その他業務全般」だけだと実態が見えない
2. 必須条件と歓迎条件
「必須」に該当しないと書類で落とされる可能性が高い。「歓迎」は目安程度
3. 勤務地・時間
通勤時間、シフト制かどうか、「転勤あり」の範囲。テレワーク可の実態も確認
4. 給与
基本給はいくらか、手当やボーナスの内訳。固定残業代が含まれていないか(後述)
5. 会社の雰囲気
社員数、設立年、離職率。口コミサイト(OpenWork等)も参考にする。ただし鵜呑みにしない
🚩 求人票の危険信号(レッドフラグ)
⚠️ 「アットホームな職場」「やる気重視」「人物重視」
給与や労働条件など客観的なアピールポイントがなく、精神論で惹きつけようとしている可能性。
「やりがい」「夢」「成長できる環境」も、具体的な制度や実績の記載がなければ要注意。
⚠️ 同じ会社の求人がずっと出ている
何ヶ月も同じ求人が出続けている=人が定着しない可能性。常に人手不足→離職率が高い。
ハローワークと民間サイトの両方で同じ会社を見かけたら要チェック。
⚠️ 給与幅が異常に広い(例:月給20万〜60万円)
「実績次第」の名目で、実際のスタート給与は最低ライン近辺になるケースが多い。
面接で「入社時の想定月給はいくらですか?」と具体的に聞くのが大事。
⚠️ 面接1回・即日内定
「すぐ来てほしい」=人が辞めすぎて常に人手不足の裏返し。
まともな会社は時間をかけてマッチングを見極める。
⚠️ 「経験不問」なのに「即戦力」
「誰でもいいから早く来てほしい。でも育てる余裕はない」という矛盾した状態。
研修制度や教育体制について記載があるか確認。
💰 知っておくべき:固定残業代(みなし残業代)の仕組み
固定残業代とは?
「毎月○時間分の残業代を、あらかじめ給与に含めて支払う」制度。
例:月給25万円(固定残業代3.8万円/20時間分を含む)

⚠️ ここに注目!
実質的な基本給 = 25万円 − 3.8万円 = 21.2万円
・ボーナスが「基本給×○ヶ月」で計算される会社の場合、この21.2万円がベースになる可能性が高い(※会社の賃金規程による)
・「月給25万円」に見えて、実は基本給21万円台

正しい記載例:
月給25万円(基本給21.2万円 + 固定残業代3.8万円/20時間相当。超過分は追加支給)

危険な記載例:
・「月給25万円(固定残業代含む)」← 金額も時間も不明
・「月給25万円」だけで、固定残業代の記載がない ← 入社後に「実は含まれてた」と言われるケースも
🏢 ハローワークの求人 vs 民間求人サイト
ハローワークの求人
・掲載無料 → 中小企業が多い。地域密着の求人が豊富
・職員に「この求人どう思いますか?」と相談できるのが大きな強み
・2020年の法改正で、労基法違反企業の求人を不受理にできる仕組みあり
・ただし、求人内容と実際の労働条件が異なるケースもゼロではないので、面接時に必ず確認

民間求人サイト(Indeed、リクナビ等)
・企業が有料で掲載 → 採用にお金をかけられる会社が多い
・企業情報が詳しく載っていることが多い
・有料だからといって全て安心とは限らない

おすすめ:両方見て比較する。同じ会社が両方に出していたら、記載内容に矛盾がないかチェック。
チェックポイント:「固定残業代」の意味が説明できるか? 求人票で最初に見るべきポイントを3つ以上言えるか?
BLOCK 3

実践ワーク ─ AIで求人を分析する

自分の軸を持って求人を検索し、AIに分析してもらう

👀 デモ:ハローワークインターネットサービスで求人を検索し、AIに分析させる一連の流れを実演します。
Step 1 ─ 求人を探す
BLOCK 1で見つけた「適職の方向性」をもとに、職種やキーワードで検索する
気になる求人を2〜3件見つけて、テキストをコピーする(またはスクリーンショット)
💡 この段階では「応募する気がなくてもOK」。求人を「読む練習」が目的です。
「良さそう」「なんかイヤ」の直感も大事にしてください。後でAIと一緒にその理由を言語化します。
Step 2 ─ AIに求人を分析させる

見つけた求人を、BLOCK 1で作った「自分の軸」と一緒にAIに渡します。
Claude・ChatGPT・GeminiどれでもOK。

以下の求人票と、私の就職活動の軸を照らし合わせて分析してください。 【私の就活の軸】 (★ BLOCK 1で作ったレポートを貼り付け。マスキング済みのもの) 【求人票の内容】 (★ コピーした求人票を貼り付け) 以下の観点で分析してください: 1. この求人は私の「譲れない条件」を満たしているか? 2. 求人票の記載で気になる点・確認すべき点はあるか?(固定残業代、試用期間の条件、曖昧な表現など) 3. この求人に応募する場合、面接で確認すべき質問を3つ挙げて 4. 総合評価:この求人は私に合いそうか?(5段階で) 客観的に、厳しめに判断してください。
💡 同じ求人を複数のAIに分析させると、見落としに気づきやすい。
ChatGPTが「問題なし」と言った求人でも、Claudeが「ここ気になります」と指摘することがある。
Step 3 ─ さらに深掘りする

気になった求人について、AIにもっと聞いてみましょう。

こんな質問を試してみてください:
・「この業界の平均年収はどのくらい?」
・「この職種で求められるスキルを、私は持ってる?足りないものは?」
・「この会社の規模(従業員○人、設立○年)からどんなことが推測できる?」
・「似たような求人で、もっと条件が良いものはどんなキーワードで探せる?」
🔍 おすすめ:Perplexityで業界・企業リサーチ
perplexity.aiAI検索エンジン。普通の検索と違い、調べた結果をまとめて情報源のリンク付きで返してくれます。
「○○業界の最新動向」「○○という会社の評判」「○○職の将来性」など、就活の情報収集に最適。
ソース付きで返ってくるので、情報の裏取りがしやすいのが大きな強みです。
※ 無料で使えます。アカウント登録なしでも利用可。
チェックポイント:求人を1件以上AIに分析させたか? 「この求人のここが気になる」を自分の言葉で言えるか?
💼 もう1つの選択肢 ─ フリーランスという道
5日間の講座で、皆さんは実際に提案スライドを一人で作れる力を身につけました。
NotebookLMで分析 → ChatGPTで構成 → Geminiで画像 → Napkin AIで図解 → Claudeでスライド化。
これは、フリーランスの実務そのものです。

正社員だけが選択肢ではありません。
副業として小さく始めて、徐々に案件を増やす
クラウドソーシング(ランサーズ、クラウドワークス等)で提案資料作成の仕事を受ける
・正社員として働きながら、スキルの副収入源を持つ

「就職 or フリーランス」の二択ではなく、組み合わせて考えるのも立派な戦略です。
💡 フリーランスに興味がある人は、NotebookLMに「私がフリーランスとして始めるなら、どんな仕事から始めるのが現実的?」と聞いてみてください。
📝 今日のまとめ ─ 「次の1歩」を決める
最後に、次の就職支援の時間までにやることを1つだけ決めてください。

例:
・NotebookLMに気になる求人を3件入れて比較してもらう
・ハローワークインターネットサービスで週に1回検索する
・自己PRのたたき台をAIと一緒に作ってみる
・クラウドソーシングサイトに登録だけしてみる
・OpenWorkで気になる会社の口コミを見てみる

「1つだけ」でOK。小さく始めることが大事です。
最終チェック:「次の就職支援までにやること」を1つ決めたか?
PART B ─ 午後

AI活用概論まとめ

6日間の振り返りと、これからのAIとの付き合い方

BLOCK 4

6日間の振り返り

7つのツール、3つのレベル、セキュリティ──学んだことを整理する

📋 6日間で使ったAIツール(7つ)
ChatGPT
構成設計・ゴールシーク
メタプロンプト
Gemini
画像生成・ディープリサーチ
情報収集
Claude
スライド作成
アーティファクト
NotebookLM
情報整理・分析
Audio Overview
Napkin AI
テキスト→図解
自動変換
Gamma
スライド作成
PPTXエクスポート
Perplexity
ソース付きAI検索
企業研究・業界研究
🎯 3つのプロンプトレベル
Lv.1 基本テンプレート
テンプレートに当てはめて送る。まず「できた!」を体験
Lv.2 ゴールシーク(逆質問)
AIに質問してもらいながら要件を整理する
Lv.3 メタプロンプト
AIにまず「調べさせて」から本題に入る2ステップ方式
🔒 セキュリティ4原則(おさらい)
① マスキングツールで個人情報チェック → ② ブランド名・商品名をプロンプトに入れない → ③ 画像はIPチェック(Google Lens) → ④ プロンプト・生成日時・モデル名を記録
🎧 NotebookLM の Audio Overview

NotebookLMには、アップロードした資料からポッドキャスト風の音声要約を自動生成する「Audio Overview」機能があります。
日本語対応。ボタンを押すだけで、2人の話者が対話形式で内容を解説してくれます。

試してみたい人向け
NotebookLMでノートブックを開く(既存のものでOK)
右側パネルの「Audio Overview」→「生成」をクリック
数分待つと音声が完成。再生して聞いてみましょう
💡 通勤中に資料の内容を耳で復習する、といった使い方ができます。
すでに試したことがある人はスキップしてOKです。
💡 ここまでの「型」を、AIに覚えさせる

この6日間で、Lv.1→2→3を組み合わせて「うまくいくやり方」が見えてきたはずです。
その手順が決まったら、AIに覚えさせて再利用可能にする──
それが次のBLOCK 5でやる「小さな自動化」です。

チェックポイント:7つのツール・3つのレベル・セキュリティ4原則を振り返れたか?
BLOCK 5

小さな自動化 ── 手順をAIに覚えさせる

Lv.2→3→統合→レビュー改善の「型」をカスタムAIに保存する

毎回同じ手順をプロンプトで書くのは大変です。
「こうやれば高品質な出力が出る」というプロセスが見えたら、それをAIに覚えさせて一発で呼び出せるようにする──
これが「小さな自動化」の第一歩です。

🔄 カスタムAIに覚えさせる「4ステップの型」

この6日間で繰り返してきた手順を、1つの「型」としてまとめると次のようになります。
この型そのものをカスタムAIに入れるのが今日のゴールです。

Step 1 ─ ゴールシーク(Lv.2)
ユーザーに質問して、状況・条件・要望を深掘りする。
「何を目指しているのか」「何が制約なのか」を明確にしてから動く。
Step 2 ─ メタプロンプト(Lv.3)
そのテーマのベストプラクティスをAI自身にリサーチさせる。
Web検索も使い、AIの知識を最新・最適な状態に引き上げてから本題に入る。
Step 2.5 ─ 出力形式を確認する
作業に入る前に「どんな形式で出力しますか?」と確認する。
箇条書き?表?文章?スライド用?──形式を決めてからStep 3へ。
Step 3 ─ 統合して出力
Step 1で深掘りしたユーザー情報 + Step 2で強化されたAIの知識を合わせ、指定された形式でベストな出力を生成する。
Step 4 ─ セルフレビュー&改善
出力を自己評価する。50点なら何が足りないか指摘し、100点・120点を目指して改善を繰り返す。
💡 ポイント: この型はテーマを変えるだけで何にでも使えます。就活、SNS投稿、提案資料、企画書……。
テーマごとに違うプロンプトを書くのではなく、プロセスそのものを保存するのが「小さな自動化」です。
🗺️ 4つのAIサービスのカスタマイズ機能
Gemini → Gems
カスタム指示 + ファイルを設定して「専用Gemini」を作成
無料で作成OK・一番シンプル
Claude → Projects + Skills
Projects = 案件ごとのフォルダ(指示+資料)
Skills = 作業マニュアル(手順を覚えさせる)
無料で5つまで
Grok → プロジェクト
プロジェクトごとに指示+ファイルを設定
無料で利用可・リアルタイムWeb検索が強い
ChatGPT → GPTs
指示+知識ファイル+外部連携(Actions)を組み合わせた最も高機能なカスタムAI
作成は有料版のみ(使うのは無料OK)
🟢 実践①-A ─ まず「汎用テンプレート」Gemを作る(全員)

知識ファイルなし・テーマ指定なしの「雛形」Gemです。
4ステップの型だけが入っているので、何のテーマにでも使える万能アシスタントになります。

gemini.google.com を開き、左サイドバーの「Gem マネージャー」→「新しいGemを作成」
名前:「万能アシスタント」
説明:「4ステップの型で高品質な出力を出す汎用アシスタント」
カスタム指示:以下の「汎用プロンプト」を貼り付ける
知識何も入れない(汎用なので不要)
「保存」→ Gem一覧から選んで新しい会話を開始 → 「企画書を作りたい」など好きな話題で試す
あなたは、私が高品質なアウトプットを出すのを助けるアシスタントです。 以下の4ステップを必ず順番に実行してください。 【Step 1:ゴールシーク ── 私を深掘りする】 ユーザーが依頼を出したら、すぐに作業に入らないでください。 まず「良いアウトプットを出すために少し教えてください」と言って質問を始めます。 <質問のルール> - 最初はYes/Noまたは二択で答えられる短い質問から始める - 1回に聞くのは1問だけ。まとめて複数聞かない - 回答を受けて、必要なら少しずつ深い質問に進む - 質問文は2行以内。短く、端的に - 毎回のまとめや要約は不要。聞いて、答えをもらって、すぐ次の質問へ - 「素晴らしいですね」「なるほど」等の相槌は入れない <まとめのタイミング> - 5〜8回やりとりしたら、集まった情報を箇条書き3〜5行でまとめて「この理解で合っていますか?」と確認する - OKならStep 2へ。修正があれば反映して再確認 【Step 2:メタプロンプト ── AIの知識を強化する】 Step 1で分かったテーマについて、最新の情報をリサーチしてください。 あなた自身の知識だけでなく、可能であればWeb検索も使って、ベストプラクティス・最新トレンド・注意点を整理してください。 整理した内容を箇条書きでユーザーに見せて「この知識をベースに作業します。追加・修正はありますか?」と確認してください。 【Step 2.5:出力形式を確認する】 作業に入る前に「どんな形式で出力しますか?」と聞いてください。 例:箇条書き/表/長文レポート/スライド用メモ/SNS投稿文 など。 ユーザーが「おまかせ」と言った場合は、テーマに最適な形式を提案して了承を得てからStep 3へ。 【Step 3:統合して出力する】 Step 1のユーザー情報 + Step 2の専門知識を組み合わせて、Step 2.5で決めた形式でベストな出力を生成してください。 【Step 4:セルフレビュー&改善】 出力が完成したら、自分で100点満点で採点してください。 50点以下なら「ここが足りません」と指摘して自動で改善版を出してください。 50点以上でも「さらに良くするには」の提案を1〜2つ付けてください。 ユーザーが「もっと良くして」と言ったら、改善を繰り返してください。 【対応スタイル】 - 率直に、客観的に。褒めすぎず、前向きな提案をする - わかりやすい日本語で答える
チェックポイント:「万能アシスタント」Gemが作れたか? 話しかけるとYes/Noの短い質問が1問ずつ飛んでくるか?
🟢 実践①-B ─ 次に「就活お役立ち」Gemを作る(全員)

汎用Gemにテーマ指定知識ファイルを追加して、就活に特化したGemにします。
型は同じ──違うのは「テーマ」と「知識」だけ。これが「プロセスを保存する」ということです。

もう一度「Gem マネージャー」→「新しいGemを作成」
名前:「就活サポーター」
説明:「就活の求人分析・自己PR・面接対策を支援するアシスタント」
カスタム指示:以下の「就活版プロンプト」を貼り付ける(汎用版+テーマ指定)
知識:午前中に作った就活の軸レポートをアップロード
「保存」→ Gem一覧から選んで「求人票を分析してほしい」と話しかけて試す
あなたは、私の就職活動を支援する専門アシスタントです。 以下の4ステップを必ず順番に実行してください。 【Step 1:ゴールシーク ── 私を深掘りする】 ユーザーが依頼を出したら、すぐに作業に入らないでください。 まず「良いアウトプットを出すために少し教えてください」と言って質問を始めます。 ※「知識」にアップロードされたファイルがあれば先に目を通し、すでに分かっている情報は聞き直さないでください。 <質問のルール> - 最初はYes/Noまたは二択で答えられる短い質問から始める - 1回に聞くのは1問だけ。まとめて複数聞かない - 回答を受けて、必要なら少しずつ深い質問に進む - 質問文は2行以内。短く、端的に - 毎回のまとめや要約は不要。聞いて、答えをもらって、すぐ次の質問へ - 「素晴らしいですね」「なるほど」等の相槌は入れない <まとめのタイミング> - 5〜8回やりとりしたら、集まった情報を箇条書き3〜5行でまとめて「この理解で合っていますか?」と確認する - OKならStep 2へ。修正があれば反映して再確認 【Step 2:メタプロンプト ── AIの知識を強化する】 Step 1で分かったテーマについて、「知識」にアップロードされたファイルの内容も踏まえつつ、最新の情報をリサーチしてください。 可能であればWeb検索も使い、ベストプラクティス・最新トレンド・注意点を整理してください。 整理した内容を箇条書きでユーザーに見せて「この知識をベースに作業します。追加・修正はありますか?」と確認してください。 【Step 2.5:出力形式を確認する】 作業に入る前に「どんな形式で出力しますか?」と聞いてください。 例:箇条書き/表/長文レポート/スライド用メモ/SNS投稿文 など。 ユーザーが「おまかせ」と言った場合は、テーマに最適な形式を提案して了承を得てからStep 3へ。 【Step 3:統合して出力する】 Step 1のユーザー情報 + Step 2の専門知識を組み合わせて、Step 2.5で決めた形式でベストな出力を生成してください。 【Step 4:セルフレビュー&改善】 出力が完成したら、自分で100点満点で採点してください。 50点以下なら「ここが足りません」と指摘して自動で改善版を出してください。 50点以上でも「さらに良くするには」の提案を1〜2つ付けてください。 ユーザーが「もっと良くして」と言ったら、改善を繰り返してください。 【対応スタイル】 - 率直に、客観的に。褒めすぎず、前向きな提案をする - わかりやすい日本語で答える 【テーマ】就職活動全般(求人分析・自己PR・面接対策・企業研究)。私は「AI時代のWEBマーケター養成科」受講中で、7つのAIツールとプロンプト3レベルを習得済み。
💡 汎用Gemとの違い:テーマ指定+知識ファイルが入っているので、Step 1のゴールシークで「すでにレポートを確認しました」とショートカットしてくれます。
こうやって同じ型+テーマ違いでGemを量産できるのが「プロセスを保存する」メリットです。
チェックポイント:Gemが2つ(汎用+就活)できたか? 就活Gemで知識ファイルが反映されているか確認できたか?
🔵 実践② ─ Claude Projects + Skills(できる人)
Projects と Skills ── 何が違う?
Projects(プロジェクト)
= 案件ごとのフォルダ
・「就活」「SNS運用」などテーマ別に作る
Project Instructions にプロンプトを入れる
Project Knowledge に資料をアップロード
Gemsの「カスタム指示+知識」と同じ役割
Skills(スキル)
= 全プロジェクト共通の作業マニュアル
・「議事録の書き方」「コードレビューの手順」など作業パターンを覚えさせる
・一度覚えさせるとどのプロジェクトでも自動で使う
Gemsにはない、Claude独自の機能
💡 つまり:Projects = 「何について」を管理(テーマ+資料)、Skills = 「どうやるか」を記憶(手順+ルール)。
今日の4ステップの型はProject Instructions に入れるのが一番簡単。Skillsは「うまくいった手順を後から保存する」使い方がおすすめ。
Projects で「就活版」を作る(Gemsと同じ考え方)
claude.ai を開き、左サイドバーの「Projects」→「Create Project」
プロジェクト名:「就活サポーター」と入力
説明(Description):「就活の求人分析・自己PR・面接対策」など
「プロジェクトを作成」をクリック
Project Instructions:Gemsの「就活版プロンプト」と同じものを貼り付ける
Project Knowledge(Add Content):午前中に作った就活の軸レポートをアップロード
プロジェクト内で新しいチャットを開き、「求人票を分析して」と話しかける
Skills ── うまくいった手順を後から保存する

Projectsで4ステップがうまく回ったら、その手順をSkill(スキル)として保存できます。
保存したスキルは、別のプロジェクトでも自動的に使われるようになります。

プロジェクト内で4ステップがうまく動いたら……
そのチャットの中で「今やった一連の手順をスキルにまとめて」と頼む
Claudeがスキルとして整理 → 次回からどのプロジェクトでも自動で使ってくれる
💡 スキルは「設定」→「カスタマイズ」→「スキル」から確認・編集できます。
Projectsが「テーマごとのフォルダ」、Skillsが「テーマを超えて使う共通マニュアル」と覚えてください。
🔴 実践③ ─ Grok プロジェクト(余裕がある人)

Grokにも「プロジェクト」機能があります。プロジェクトごとに指示やファイルを設定できます。
Gemsと同じように汎用+テーマ特化の2つを作ってみてください。

③-A 汎用テンプレート
grok.com を開き、左メニューの「プロジェクト」→「新しいプロジェクト」
名前:「万能アシスタント」
説明:プロジェクトの目的を1行(空欄でもOK)
カスタム指示:Gemsの「汎用プロンプト」と同じものを貼り付けて保存
③-B 就活版
もう一度「新しいプロジェクト」
名前:「就活サポーター」
カスタム指示:Gemsの「就活版プロンプト」と同じものを貼り付ける
ファイル:就活の軸レポートをアップロード(対応していれば)
💡 GrokはリアルタイムのWeb検索が得意なので、Step 2のメタプロンプトで最新情報を引っ張ってくる力が強いです。
🎁 ChatGPT GPTs ─ 講師が作ったものを配布

ChatGPTのGPTs(カスタムGPT)は作成に有料版が必要ですが、共有されたGPTを使うのは無料版でもOKです。
講師の方で「就活サポーター」GPTを作成しました。このGPTには4ステップの型に加えて、求人票チェックリストや受講生スキル一覧などの知識ファイルも入っています。

👉 就活サポーター GPT を開く
ChatGPTにログインした状態でクリックしてください
💡 GPTsは指示+知識ファイル+外部連携(Actions)を組み合わせた最も高機能なカスタムAI。
有料版をお持ちの方は、自分でも作ってみてください(教科書 第5章参照)。
🎓 AI活用概論 ─ 6日間のまとめ
この6日間で身につけたこと:
AIツールの使い分け ─ 7つのAIツールを目的に応じて使えるようになった
3レベルのプロンプト設計 ─ テンプレート → ゴールシーク → メタプロンプト
セキュリティの意識 ─ マスキング、IPチェック、オプトアウト設定
クライアントワークの流れ ─ 企画 → 画像 → 図解 → スライド → 納品
小さな自動化 ─ ゴールシーク→メタプロンプト→出力形式確認→統合→レビュー改善の「型」をカスタムAIに保存

この「型」はテーマを変えれば何にでも使えます:
・就職活動 → 求人分析、自己PR作成、面接対策
・マーケティング → SNS投稿、提案資料、競合分析
・日常業務 → 議事録まとめ、メール返信、企画書作成

この先にあるもの:
今日やったのは「1つのAIサービスの中にプロセスを保存する」小さな自動化です。
この先には、複数のサービスを横断して自動化する仕組み(n8n、Zapier、MCPなど)もあります。
まずは今日の「小さな自動化」を使いこなすところから。この先の訓練でも、仕事でも、どんどん活用してください。